歯科選びの際には、口コミが非常に参考になります。そこで「カメルネ」では、大和市近辺でインプラント治療を考えている人のために「口コミの評価が高い歯科」を3院ご紹介しています。
どのようなインプラント治療が受けられる歯科なのか、特徴・治療費用・保証内容・基本データなどについて、通院した人の口コミを交えてまとめていますので、歯科の比較に役立ててみてはいかがでしょうか。
合わせて、「インプラント治療を受ける歯科選びのポイント」や、「大和市近辺でインプラント治療を行っている歯科」もご紹介しています。
※サイト内に記載している口コミ評価・件数は2019年9月17日時点の情報です。
※サイト内に記載している口コミ評価・件数はEPARK歯科の評価点数を使用しています。
口コミ評価 | 口コミ件数 |
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4.7 | 16件 |
院内はとても清潔で綺麗です。画像を使って分かりやすく説明をして貰えるので納得のいく治療が受けられます。
口コミ引用元:EPARK歯科(https://haisha-yoyaku.jp/bun2sdental/detail/index/id/z200001561/tab/7/)
治療の状況を写真に撮り、細かく話してくださったので分かりやすかったです。気になる点も聞きやすく、答えていただけて安心しました。
口コミ引用元:EPARK歯科(https://haisha-yoyaku.jp/bun2sdental/detail/index/id/z200001561/tab/7/)
丁寧で痛みも少なく2回目以降も安心して通えそうで、治療内容を私が理解来るまで親身になって教えて下さいました。内装も綺麗でキッズスペースが充実されていたので子供がいる友達にも紹介しました。
口コミ参照元:EPARK歯科(https://haisha-yoyaku.jp/bun2sdental/detail/index/id/z200001561/tab/7/)
日本口腔インプラント学会に所属している院長は、ガイド手術を使って精度の高いインプラント治療をこころがけています。丁寧でわかりやすい説明やカウンセリングで歯科治療に対する恐怖感や不安を払拭してくれると評判です。
ガイデッドサージェリーを活用した立体的なシミュレーションにより、患者の負担も軽減できるインプラント治療をこころがけています。
その他にも歯科用CTを完備しており、立体的に口内や顎骨などの状況を診断することも可能です。
大和スマイル歯科クリニックでは、欧州規格の滅菌システム・EN13060のクラスB規格を採用。院内感染を防ぐための取り組みを徹底しています
また、歯を削る際に飛び散る歯の破片や粉、唾液など、目に見えない細かい粒子を吸い込むためのバキューム装置も完備しています。
大和スマイル歯科クリニックの公式サイトでは、インプラント治療費に関する記載はありませんでした。
大和スマイル歯科クリニックの公式サイトでは、インプラント保証内容についての記載はありませんでした。
口コミ評価 | 口コミ件数 |
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4.7 | 29件 |
治療前に先生が自分の治療計画について分かりやすく説明していただき、とても安心して治療を受けることができました。
口コミ引用元:EPARK歯科(https://haisha-yoyaku.jp/bun2sdental/detail/index/id/z200004413/tab/7/page/3/)
自分の歯の状態を、モニターでレントゲン画像や写真を使って見せてくださって、とても分かりやすいです。
口コミ引用元:EPARK歯科(https://haisha-yoyaku.jp/bun2sdental/detail/index/id/z200004413/tab/7/page/3/)
私は障害者なのですが、私のような患者にも、親切丁寧な対応をして頂けました。診察の待ち時間も少なく、治療もスピーディーでした。駅前で通いやすく腕も良く、とても便利です。
口コミ引用元:EPARK歯科(https://haisha-yoyaku.jp/bun2sdental/detail/index/id/z200004413/tab/7/page/3/)
瀬谷インプラントセンターは、世界有数のインプラントメーカーから高度医療施設として表彰をされており、その症例実績は年間1,100件。※グループ合計
インプラントの世界3大メーカーのひとつ・アストラテック公認のインストラクターが在籍しており、精度の高いインプラント治療の実現に専念しています。
さらに、厚生労働省から「研修医を指導できる医師」である「臨床研修指導医」にも認定されているので、知識が豊富なドクターによるインプラント治療が受けられます。
インプラントの精度を向上させるために歯科用CTを備え、インプラント治療に必要な診察に対応が可能です。
また、全身管理を行える生体モニター、感染症対策のためのインプラント専用オペ室、手術用自動滅菌手洗い機なども完備。
インプラント手術のリスクを出来る限り抑えるための設備を整えています。
悩みを抱える患者さんとドクターとの間で信頼関係を築くために、徹底したカウンセリングを実施しています。
治療前はもちろん、治療の方法や期間、手術によって起こり得るリスク、治療の成功率、その他、患者さんが抱える疑問や不安について、納得できるまで説明してくれるのです。
当然、費用に関する相談も受け付けてくれます。
公式サイトの料金表には、インプラント本体(埋入する部分)が15万円~、上部構造物と呼ばれる「歯」に当たる部分が12万円~、そしてそれらをつなげる「アバットメント」と呼ばれる連結部品が3万円とそれぞれ記載されています。
合計すると1本につき30万円~で治療を受けられます。
インプラント本体が10年間、上部構造物が5年間で、保証期間中に破損などがあった際には無料で修理、再埋入、再製作などへの対応が可能です。
※手術後の定期検診・メンテナンスをきちんと受診することが条件となります。
口コミ評価 | 口コミ件数 |
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4.6 | 26件 |
インプラントについて不安なことがありましたが、とてもわかりやすく丁寧な説明をしてくれて、安心しました。
口コミ引用元:EPARK歯科(https://haisha-yoyaku.jp/bun2sdental/detail/index/id/z200005495/tab/7/page/2/)
ヨーカドー内に新しくできたのを知って行きました。とても優しいし丁寧な対応でした。お買い物がてらメンテナンスに通える歯医者さんが見つかって良かったです!
口コミ引用元:デンターネット(http://www.denternet.jp/link.htm?prf=14&gun=14&clinam=%a5%aa%a5%ec%a5%f3%a5%b8%bb%f5%b2%ca%a1%a6%b6%ba%c0%b5%bb%f5%b2%ca)
優しい口調で対応してくださったので、歯科が苦手な私にとってはリラックスして受診できました。
口コミ引用元:EPARK歯科(https://haisha-yoyaku.jp/bun2sdental/detail/index/id/z200005495/tab/7/page/1/)
オレンジ歯科・矯正歯科の歯科医師は、海外でも広く論文発表をしている波多野尚樹氏に師事し、豊富な経験を積んでいます。そのため、一般的なインプラント埋入だけでなく、サイナスリフト・ソケットリフトなど、骨造成を伴う難しいケースへの対応も可能です。
また、別の歯科で受けた治療に満足できていない人も受け入れてくれます。
歯科用CTを院内に整備しているため、他院にCT撮影を依頼する必要もなく病院内で完結できます。
事前の検査、診断、治療計画立案が正確かつ、精度の高いものとなるため、より満足度の高いインプラント治療が可能となります。
オレンジ歯科・矯正歯科では、インプラント治療を検討している人の相談や、他の歯科での診断に納得できない人のセカンドオピニオンを実施しています。
相談は随時受け付けており、仮に当日、治療内容に納得したとしても、一旦持ち帰って再検討できます。
世界3大インプラントの一つ、スイス製のストローマンインプラントを使用する場合、35万円~で治療を受けられます。
3大インプラントの利点を併せ持つ、韓国製のオステムインプラントを使用する場合は、25万円~で治療を受けられます。
ストローマンインプラントは、フィクスチャー10年、被せ物5年の保証をしています。
オステムインプラントは、フィクスチャー、被せ物ともに5年の保証です。
インプラント治療を安心してお任せできる歯科を選ぶために、確認しておくべきポイントを紹介します。
患者個人の感想である口コミ評判には、良い評価も悪い評価もあります。
なかなか見えてこない、実際の対応などが分かりますので、気になる歯科は目を通してみましょう。
最近では、口コミ評価は操作できる、信用ならないという風潮もありますが、1つの指標として使う分には問題ないと思います。
インプラントは外科手術ですので、治療をおこなう歯科の設備環境は重要です。
歯科用CTや減菌設備、手術中の患者の全身状態を監視する生体管理モニターなどの設備が整ったクリニックを選びましょう。
歯科や医師の対応力も大切ですが、治療にあたる医師の腕はとても重要なポイント。医師の腕を知るためには、歯科の治療実績を確認するのがおすすめ。公式HPなどから、治療経験が豊富な医師であるかをチェックしておきましょう。
口コミ 評価 | 口コミ 件数 |
評点無し | 5件 |
院長は日本では数少ない国際インプラント学会認定医資格を取得しています。歯科用CTを使用して、歯周病や噛み合わせなど、口腔内を総合的にみてインプラント埋入を行います。
口コミ 評価 | 口コミ 件数 |
評点無し | 5件 |
院長はITI国際インプラント・再生医学会会員の資格を取得。ガイデッドサージェリーを活用した治療や口腔内スキャナによる型とりを行っています。
口コミ 評価 | 口コミ 件数 |
4.0 | 15件 |
院長は日本口腔インプラント学会会員として、インプラントの豊富な経験、実績があります。高品質の画像診断やシミュレーションができるデジタルレントゲン、歯科用CTなどの設備も充実しています。
口コミ 評価 | 口コミ 件数 |
3.45 | 1件 |
院長はインプラント学会に関する資格を複数取得しており、信頼性の高いインプラントメーカーのガイドシステムを導入して治療を行っています。歯科用CTや笑気吸入器など、設備も充実しています。
口コミ 評価 | 口コミ 件数 |
4.4 | 28件 |
歯科技工士の経歴もある院長は、カウンセリングを重視するとともに歯科用CTなどの医療機器を駆使して精度の高いインプラント治療を行っています。骨造成などの特殊な症例にも対応が可能です。
口コミ 評価 | 口コミ 件数 |
3.52 | 10件 |
院長は、インプラント治療に関する勉強会に積極的に参加しており、難症例の治療や画期的な手法でのインプラント埋入にも対応できます。痛みの少ない麻酔や鎮静法で患者の負担も軽減しています。
口コミ 評価 | 口コミ 件数 |
3.41 | 1件 |
院長は国際口腔インプラント学会の認定医資格を取得しています。歯科用CTや電動麻酔注射器など、インプラント治療の精度や患者の負担軽減に配慮した医療機器を備えています。
口コミ 評価 | 口コミ 件数 |
4.4 | 28件 |
口腔外科診療の経験も豊富な院長は、メスを用いないフラップレス手術でインプラント治療を行っています。歯科用CTのほか、口腔外科手術レベルと同等の感染症対策が可能な設備が整っています。
口コミ 評価 | 口コミ 件数 |
4.5 | 13件 |
院長は15年にわたってインプラント治療を行っており、日本口腔インプラント学会の専修医の資格を取得しています。歯科用CTなどの設備を整えて、骨造成の様々な施術法にも対応しています。
口コミ 評価 | 口コミ 件数 |
評点無し | 5件 |
日本口腔インプラント学会に所属する経験豊富な歯科医が在籍する歯科医院。一般歯科にも対応しているため、インプラント埋入前の口腔ケアを万全に行うことができます。
口コミ 評価 | 口コミ 件数 |
評点無し | 6件 |
ICOI国際口腔インプラント学会指導医がインプラント治療を監修しているオークヒルズ歯科。技術向上のためのトレーニングを行っているだけではなく、治療には高い精度へ埋入位置と方向を誘導するサージカルガイドを使用している。
口コミ 評価 | 口コミ 件数 |
評点無し | 6件 |
口腔組織再生の領域のグローバルリーダーと名高いストローマン(straumann)社のインプラントを使用。診察室は、半個室・個室とプライベートな空間になっておりリラックスしながら治療が
受けられる環境となっています。
口コミ 評価 | 口コミ 件数 |
4.9 | 5件 |
数あるインプラントメーカーから、患者の口の状態に合わせたものを提案。また、「位相差顕微鏡」や「ご説明用ツール」などを使用して、細やかな説明と治療にあたってくれます。
口コミ 評価 | 口コミ 件数 |
4.6 | 46件 |
医院長は、ストローマンインプラントやアストラテックインプラントのサテイフィケートを取得。
CT/セファロを使用し、神経の位置や骨の状態を3次元的に確認。また、骨質(骨の固さ)の診断などを行いインプラントの治療を行います。
口コミ 評価 | 口コミ 件数 |
なし | 6件 |
ICOI国際口腔インプラント学会指導医の資格を持つ医院長がインプラント治療を監修。CTやサージカルガイドを駆使して、より安全で質の高い治療を目指しています。
口コミ 評価 | 口コミ 件数 |
4.7 | 32件 |
医院長は、日本口腔インプラント学会の会員。患者が治療内容を十分理解できるよう、インフォームドコンセントを大切にしているところに特徴があります。また治療に集中できるよう、予約制を採用。診察も個室のため、プライバシーにも配慮されています。
口コミ 評価 | 口コミ 件数 |
なし | 7件 |
日本口腔インプラント学会会員。インプラント治療だけではなく、患者の健康やQOLの向上にも目を向けています。さらに、咬合(噛み合わせ)が不安だという場合でも相談が可能です。
口コミ 評価 | 口コミ 件数 |
なし | 12件 |
「患者と病院にとって不安のない手術を行う」ことをモットーに、歯の状態を細かく診断してから、患者一人ひとりに合わせたインプラント治療を行っています。カウンセリングからメンテナンスに至るまで、治療前後のサポート体制も完備。
口コミ 評価 | 口コミ 件数 |
なし | 1件 |
歯科矯正医や口腔外科専門医など、それぞれ専門知識のある医師が連携して診療にあたっています。そのため、インプラント治療だけではなく、虫歯や矯正など総合的に治療することが可能。
治療内容の説明、歯科用CT、デジタルスキャナー(光学印象)などの設備充実させることで、
安心へ取り組んでいます。
口コミ 評価 | 口コミ 件数 |
なし | 11件 |
痛みと腫れが少ない、独自のインプラント治療法を採用しています。歯科用CTなどの精密機器を使用した診断で顎骨の量や形状などを計測し、綿密なシミュレート。珍しいインプラント治療専用のシートも設置しています。
口コミ 評価 | 口コミ 件数 |
なし | 6件 |
意向を汲みつつ、患者にとって一番の治療方法を提案。インプラント治療においては、臨床データが認められた新しい治療を日々研究し、活かしているようです。
口コミ 評価 | 口コミ 件数 |
なし | 5件 |
歯科用3次元CTで口腔環境を立体的にチェック。さらに、炭酸ガスレーザーを使用し歯肉の切開と止血を同時に行うなど、インプラント治療のリスクを極力減らす取り組みを行っています。
口コミ 評価 | 口コミ 件数 |
なし | 5件 |
インフォームドコンセプトに基づく治療を大切にしている医院。電子カルテを使用せず、スケッチブックと模型を用いて独自の治療計画書を作成し、患者が納得するまで丁寧に説明することを心掛けています。
口コミ 評価 | 口コミ 件数 |
なし | 5件 |
正確な歯科治療は、正確な診断に基づいているとの方針のもと、様々な検査機器を揃えています。
インプラント治療においては、3D歯科用CTを用いて診断。副院長は、IDIAインプラント専門医取得
。
口コミ 評価 | 口コミ 件数 |
なし | 5件 |
アソシエ横浜インプラントセンターを併設。医院のプラスαの気持ちをもって患者様に接するというコンセプトのもと、患者との信頼関係を大切にすることに常に気を配っているようです。
口コミ 評価 | 口コミ 件数 |
なし | 5件 |
CT撮影を近医に委託し、インプラント専門医と協力体制を敷いています。また、医院の指針である同意のない治療を強引には行わないということから、その人の状態に適切な治療を提案してくれます。
口コミ 評価 | 口コミ 件数 |
なし | 4件 |
高い成功率が報告されている、ストローマンのインプラントシステムを採用。レントゲン・CT撮影を治療前に行い、一人ひとりにあった治療計画を作成しています。3名の歯科医師による担当医制なので、一般歯科治療や根管治療まで受けることができます。
口コミ 評価 | 口コミ 件数 |
なし | 4件 |
使用しているインプラントメーカーは、Zimmer社製。最新のインプラント治療を適正価格でという
方針からCTスキャンの導入、木曜午後に専用外来を設け、スムーズに治療ができるようにしています。
口コミ 評価 | 口コミ 件数 |
なし | 4件 |
顕微鏡によって最少のリスクで行なうインプラント治療を実施。術後の腫れや痛みを抑えることができ、傷口の治りが早いなど患者への負担を軽くする特徴があります。また、インプラントをする前に保存できる可能性がある歯を見つけることも可能です。
口コミ 評価 | 口コミ 件数 |
なし | 6件 |
技工室を備えているので、かぶせものの調整も迅速に対応してくれます。
また、インフォームドコンセントを大事にしており、患者主導で納得のいく治療方法を提案してくれます。インプラント治療においては。近隣の総合病院と提携していることから、専門医が担当してくれます。
口コミ 評価 | 口コミ 件数 |
4.4 | 28件 |
院長はインプラント治療で一番大事なことは安全性と考えています。
そのために精密検査もちろん綿密な治療計画を立ててくれます。
※各クリニックの口コミ評価・口コミ件数は2019年9月17日時点のEPARK歯科の情報になります。
※大和東さくら歯科、大和ハート歯科クリニックはエキテンの情報になります。
※歯科クリニック中村はcalooの情報になります。
大和市と隣接している横浜市瀬谷区エリアのインプラント歯科情報を紹介します。
インプラント治療を受ける前に知っておくべき基礎知識について紹介します。
インプラント治療の費用相場は1本あたり30万円程度~と、決して少額ではありません。しかし安ければ良い・高ければ安心と安易に考えず、費用を抑えながらも信頼できる歯科を選ぶことが重要です。
インプラント治療におけるリスクとして、埋入したインプラントの不具合や細菌感染、インプラントが抜け落ちることなどが挙げられます。このようなリスクを避けるために、歯科には充実した設備環境や医師の技術力などが求められます。
気になるインプラントの治療期間は、一般的な治療方法である2回法で4~7ヵ月ほどといわれています。しかしあくまでも目安であり、本来必要な治療期間とは患者さんの口腔状況や経過によって大きく左右されるべきものです。治療期間が短ければ良いということではなく、正確性と安全性を重視した歯科を選びましょう。
インプラント治療を行う上で、メリットに目がいきがちです。しかし、デメリットもあるということも忘れてはなりません。以下、それぞれ解説しておりますので、しっかりと把握したうえで治療を考えましょう。
インプラント治療のメリットでは、以下の点が代表的に挙げられます。
■健康な歯を削る必要がない
失った歯を治療するのに、ブリッジという方法がありますが、ブリッジを固定する為には両隣の健康な歯を削る必要があります。しかし、インプラント治療はその必要がありませんので、残っている歯を守ることができます。
■入れ歯で感じる違和感がない
入れ歯は、咬む力が健康な状態に比べて30%~40%くらいであること、バネによる隣の歯への負担
があることなどで違和感を感じることがありますが、インプラントではまるで自分の歯のように噛めるのでそれがありません。
■噛み合わせのバランスが取れる
奥歯を失った場合、歯に加わる力が偏って噛み合わせのバランスが崩れることがあります。
しかし、インプラントでは噛み合わせを調整することが可能なため、バランスが取りやすくなります。
■しっかり噛めるようになる
インプラントは骨から固定されているので、咀嚼力が最も天然歯に近くなります。また、インプラントで使用されている、ジルコニアやチタンは周囲の組織と馴染みやすい特徴がありますので、時間経過とともに骨に根付いてしっかり噛めるようになります。
■費用が高額
保険適用外の治療のため、全額自己負担となります。また、インプラント治療に使用される金属も高額なため、単体でもやはり高額となる傾向にあるようです。
■手術が必要
インプラント治療は、外科手術に分類される治療です。インプラントを埋め込む必要がありますから手術が必要になります。そのため、ブリッジや入れ歯と違い、身体への負担は大きく掛かります。
■骨造成が必要となることも
骨の高さや量が足りない場合は、インプラント治療を受けることができません。そのため、骨の量を増やす骨造成や骨移植などが必要となることもあります。
■治療期間が長く掛かる
それぞれ個人の状態にもよりますが、外科手術を行いますのでその他の治療方法よりも治療期間が長く掛かります。(※通常4~6ヶ月ほど)これは、埋め込んだインプラントと骨が癒着するまでに時間を要するからです。
インプラントの手術の種類は、「1回法」と「2回法」があります。その名の通り、それぞれ手術の回数を表しており、患者の状態に合わせて選択します。
1回法は、顎にインプラント体を埋めることとアバットメント(インプラント体と上部構造をつなぐパーツ)を設置する作業を同時に行います。つまり、インプラントが粘膜の上に貫通(露出)した状態。手術が1回で済むので、患者への負担が軽くなるというメリットがあります。また、インプラント体と骨の結合期間が短くなるので、治療期間も短くなるという点も挙げられます。
しかし、1回法を受けるには顎の骨がしっかりとしていなければならない、という条件が必要となるため誰にでも適用できる術式ではない、という点がデメリットとなります。
1回法のインプラント治療と流れはほぼ同じですが、2回法はインプラント体のみを顎の骨に埋め込む、アバットメントを装着する、という作業を2回に分けて行います。
埋め込んだインプラント体に「ふた」をしてから、歯肉のなかに埋めるようにして、切開した歯肉を縫合。顎の骨を結合させるため、通常3~6カ月ほど安静期間をおきます。
その後、1回目で切開した箇所と同じ場所を開き、「ふた」を外してアバットメントを装着し、粘膜の上に貫通(露出)した状態にします。次に、人工歯(上部構造)をつくるために歯型をとり作成。これを取り付けることで治療は完了となります。
インプラント手術を行うためには、ある一定の量の骨が必要となります。しかし、骨の量には個人差があり、条件に満たないという方も少なくありません。そこで選択されるのが、骨を増やす(骨増生)手術。以下のように様々な方法があります。
上顎の奥歯の部分の骨の量が不足してインプラント治療ができない場合、上顎洞粘膜と上顎洞底部骨の間にスペースを作り骨組織を増大させる方法。スペースには、自身の身体から取り出した「自家骨」や人工の骨といった「骨補填材」が用いられます。
「口腔インプラント治療指針」では以下のように説明されています。
上顎洞が歯槽頂に近接している場合に,上顎洞粘膜と上顎洞底部骨の間にスペースを作り,インプラント体埋入に必要な骨組織を増大させる方法で,そのスペースには自家骨や代用骨などを移植する.挙上術には 2 つあり,上顎骨外側壁から上顎洞に到達する方法をサイナスリフト(側方アプローチ),埋入窩から上顎洞に到達する方法をソケットリフト(垂直アプローチ,歯槽頂アプローチ)という.サイナスリフトとソケットリフトの選択は歯槽頂から上顎洞底の距離,挙上量,上顎洞底の形態,初期固定の有無などによって決定する.
引用元:「口腔インプラント治療指針」(https://www.shika-implant.org/publication/dl/2016_guide.pdf)
サイナスリフトのメリット・デメリットについては、「明視野が得られるため安全である」「複数のインプラントに対応できる」「挙上できる範囲や高さに制限がない」といったメリットや「インプラントとは別に穴を開ける必要があるため患者への負担が大きい」「術後に腫れや出血が起こることがある」「手術時間が長い」などが挙げられます。
サイナスリフトと同じく、上顎洞を使った手術。また、以下の論文より手術の難易度やリスクの少ない方法だと言われています。ソケットリフトは、上顎洞底部(シュナイダー膜)を押し上げてスペースをつくり、インプラントを埋め込む方法です。
「ソケットリフトにおけるSinus JO5使用法」では以下のように説明されています。
近年,インプラントの普及に伴い,上顎洞挙上術が一般的に行われるようになってきた.その中でも多くの臨床医は手技的にも簡便で患者にとって外科的侵襲の少ないソケットリフトを選択する傾向にある.ソケットリフトはラテラルウォールテクニックと異なり歯槽堤よりインプラント床を形成し,骨補塡材を上顎洞内に塡入する術式である.しかし,上顎洞底を挙上していく際に,骨補塡材をスムーズにインプラント床内へと塡入することは困難で時間のかかるものであった.
今回われわれは,効率よくインプラント床へ骨補塡材を塡入するための漏斗の形態をした骨補塡材塡入器具Sinus JO5を製作した.この器具により時間短縮だけでなく,周囲に飛散した補塡材が上顎洞内に入ることで感染する恐れも減る.また,高価な補塡材を無駄なく塡入することができるようになる.
今回症例を交えてSinus JO5の有用性を報告する.
引用元:「ソケットリフトにおけるSinus JO5使用法」(https://www.jstage.jst.go.jp/article/jacd/31/3/31_215/_article/-char/ja/)
ソケットリフトのメリット・デメリットについては、「低侵襲である」「インプラントを同時に埋められる」「手術時間が短い」といったメリット、「挙上できる範囲や高さが限られている」「挙上する際に頭に響く」「粘膜の状態が目視できない」などのデメリットがあります。
骨の量が不足していて、インプラント治療に耐えられない場合。または、抜歯してすぐにインプラント治療をしたい方に適している方法として採用されるのが、GBR(骨誘導再生)です。
上下の顎に適用できる方法で、使用するのは自身の骨と人工骨があります(骨を使わないこともあります)。
歯ぐきの中に骨の再生を促す「メンブレン」と呼ばれる特殊な膜で、骨を作りたい場所を覆います。
通常、4~8ヶ月間骨ができるのを待ち、膜を除去。そこにインプラントを埋め込みます。
「口腔インプラント治療指針」では以下のように説明されています。
遮断膜を用いて骨欠損部への線維組織の侵入を遮断し,隣接する骨髄腔の細胞を欠損部に侵入分化させ,骨形成が可能な環境を作ることが目的である.骨再生のスペースを確保し,より早く骨組織を再生させるため,骨と遮断膜の間に自家細片骨やβ─ TCP などを添加する(図 16).遮断膜には非吸収性膜(e-PTFE 膜,チタンホイル)と吸収性膜(コラーゲン膜,ポリ乳酸膜,ポリグリコール酸膜など)がある.非吸収性膜は除去する必要はあるが,遮蔽効果が永続する.
引用元:「口腔インプラント治療指針」(https://www.shika-implant.org/publication/dl/2016_guide.pdf)
GBR(骨誘導再生)のメリット・デメリットは、「歯ぐきのバランスを整えられる」「骨量を増やすのでインプラント治療ができる」「審美性の向上につながる」があり、デメリットとしては、「痛みや腫れが生じやすくなる」といったリスクが挙げられます。
読んで字のごとく、骨を移植する手術です。骨の量が不足している箇所に細かく砕いた骨を移植して、骨の再生を促すというもの。
概ね4~6ヶ月で骨が再生され、その後インプラントを埋め込みます。ちなみに、自分の骨か人工骨のどちらが再生率が高いのかというと、自分の骨とされており、採取場所は下顎の後ろの方など口の中の他の場所です。
また、大量に骨が必要となる場合は腰骨や腸骨から採取します。腰骨や腸骨から採取しますので、歯科医院ではなく、口腔外科で骨採取の手術を受けることになります。
「「口腔インプラント治療指針」」では以下のように説明されています。
長期間安定したインプラント治療を行うには,インプラント体周囲に良質で豊富な骨が存在することが不可欠である.重度に吸収した顎堤とそれに隣接する上顎洞や神経などの解剖学的構造の存在はインプラント治療にとって大きな障害となる.このような悪条件を克服するために骨移植など多くの対応策が用いられている.
引用元:「口腔インプラント治療指針」(https://www.shika-implant.org/publication/dl/2016_guide.pdf)
ボーングラフト(骨移植)のメリット・デメリットは、「骨量を増やせるためインプラント治療ができる」「前歯部においては審美性を向上できる」といったメリットと、「通院回数が増える」「歯槽骨や顎の骨以外の骨を使用するケースもある」などのデメリットがあります。
※本記事の医師監修に関して、学術部分のみの監修となり、医師が具体的なクリニックや施術や商品等を推奨しているものではございません。
人工骨には、歯の主成分であるハイドロキシアパタイトやベータリン酸三カルシウムが使用されます。これらは、埋め込んだ後に骨組織となりますが、やはり、自分の骨を使用した場合と比較すると再生率が劣るようです。
他にも、牛の骨が原料(牛骨由来)となっているものも「人工骨」として使用されることがあります。厚生労働省の認可を受けておりますし、高熱で焼却処理しているため、安全面には問題ないようです。
インプラント治療の流れについて、どのような順序で行われていくのかを簡単に説明します。
1回法や2回法などの施術の種類の違い、歯科ごとのアプローチ方法など、多少の違いはありますが大まかにはそれほど違いはないと思います。
■例)2回法の場合
STEP1.カウンセリング
STEP2.検査・診断
STEP3.インプラント(人工歯根)を埋め込む手術
STEP4.インプラントと骨の結合を待つ(定着期間)
STEP5.アバットメントの装着
STEP6.上部構造(人工歯)、型取り~装着まで
STEP6.メンテナンス
患者の状態によっては、治療期間が前後することもありますので、医院でのカウンセリングを綿密に行って、自身の治療計画を把握しておくことも大切です。
インプラント1本あたりの費用相場について、一般的なものを上げるならば30~40万円の間。
しかしながら、インプラントは自由診療ということ、使用するインプラントのメーカー、そして
個人の口の状態など、さまざまな条件によって異なるため,、大和市内のインプラント治療の料金相場は一概には言えません。
上記の一般的な費用を基準として、どのくらい掛かるのかを各歯科の情報をみて判断するのがよいのではないでしょうか。
大和市では、歯と口腔の健康づくりを積極的に推進しているエリアです。市民一人ひとりが歯と口腔の健康づくりに取り組むことを狙いとし、毎月8日を「歯の日」と定めて定期検診を推進することで自主的な取り組みを促したり、歯や口腔の健康づくりに有益な情報を収集し、わかりやすく市民に提供したりといった活動を行っています。
平成30年5月下旬から6月上旬に行われた市の調査によると、検診目的で1年に1回以上歯科を受診している人の割合は51.4%(全く受診していない人は44.0%)、かかりつけの歯科医を持っている人の割合は76.5%となっています。
2015年の国勢調査によると、大和市の人口は232,922人。歯科医院の数は146軒で人口10万人あたりの施設数は62.68軒となっています。この数字は全国平均の55.83軒を上回っているため、歯科医療に関してはかなり選択肢が多い地域といえるでしょう。